2010-11-25 第176回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
北海道の方は規格外小麦とかあるいはMA米とか、これらを原料としてバイオエタノールを製造して、そしてETBEとして今車の燃料として使っている。新潟の方は、これは今度、多収穫米を地域において生産をして、それからエタノールを作って、地域におけるガソリンスタンド等でE3として、車の燃料として販売をしている。
北海道の方は規格外小麦とかあるいはMA米とか、これらを原料としてバイオエタノールを製造して、そしてETBEとして今車の燃料として使っている。新潟の方は、これは今度、多収穫米を地域において生産をして、それからエタノールを作って、地域におけるガソリンスタンド等でE3として、車の燃料として販売をしている。
なお、当然のことながら、その際には食用に向けられない非食用米ですとか規格外小麦などを用いることといたしまして、食料の安定供給には悪影響を与えないよう配慮をしておるということでございます。
例えば、局地的に吹く強風を活用して、町の電力の一割以上を発電可能な風力発電施設を導入している山形県の庄内町や、また、農作物生産の豊かな北海道の特性を活用して、規格外小麦などからバイオエタノールを生産している十勝地区、さらには、我が熊本でもございますけれども、熊本県としましては、ソーラーフォレスト構想というのを立ち上げまして、太陽光発電の導入に積極的に取り組んでいるところでございます。
具体的に申しますと、北海道バイオエタノール社、ここは、てん菜と規格外小麦を原料にして北海道清水町で実施することにしております。また、オエノンホールディングス株式会社、ここは、MA米や多収穫米を原料にして苫小牧市で行うことにしてございます。さらに、全国農業協同組合連合会が多収穫米を原料にして新潟市で実施する計画になってございます。
この工程表におきましては、当面は、規格外小麦などの安価な原料を用いまして、二十三年度に単年度で五万キロリッターの生産を目指します。そして、中長期的には、やはり、食料自給率が三九%と低い我が国でございますので、食料供給と競合しない稲わらなどのセルロース系原料あるいは資源作物を活用しまして国産バイオ燃料の大幅な生産拡大を図ることとしてございます。
○政府参考人(染英昭君) 国産バイオマスを活用したバイオエタノールの利用促進につきましては、関係四府省が連携いたしまして、現在全国六か所で、今お話ありましたように、サトウキビであるとかあるいは規格外小麦などの各地域の特色ある原料を活用しながら国産バイオマスのエタノールを生産し、ガソリンと混合して利用する実証試験を実施しているところでございます。
現在の規格外小麦は、発芽粒が二%入っている場合となっております。すなわち、百粒に二粒混入している場合ということでございますが、御承知のように、比重選別機の構造等もいろいろこれあり、この二%の規格を五%にかえるということはできないものか。そうしますと、相当多く救われるわけです。いわゆる比重選別機の構造にもよりますので、こういった農家の希望が強いわけです。